世界はブロックでできている~マイクラ日誌その2~

 随分期間が開いてしまったけれどマインクラフト大邸宅を作るの巻その2です。
 と言っても大まかな外枠が完成しただけです。本当は今回は「素材集め編」をお送りする予定でしたがそこまで至りませんでした。当初イメージしていた形(前回記事参照)から大幅に変更(増設)された影響で時間がかかってしまいました。

下が途中経過です。
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 最初からあった右側の母屋?に左側部分が付け足されています。しかし微妙な取り合いが納得いかず、作っては壊し作っては壊しの連続でした。まったく作業が進みません。紙上でイメージをしてみても実際にブロックを並べてみると綺麗にいかない。だから作りながら考える。そうすると失敗したときに戻すのが大変。こんな感じの2週間でしたか。
 あと画像を見てもらえばわかるのですが、非常に高いところから撮影しています。この撮影場所も自作しています。と言ってもただ土ブロックを地面から一直線に伸ばしたものに梯子を付けただけですが。
 このように邸宅があまりに大きいので離れて見ないと様子がわからないのです。そしてこの「作っては離れて確認」の作業が本当にめんどくさい。というサバイバルモード特有の愚痴をしておいて、

ようやくできたのがこちら。
150315mine05[1]

左からも見てみましょう。
150315mine06[1]
 作業過程がわかるように骨組みだけにしていましたが、あまりに転落死することが多かったので、床面だけブロックを張りました。もしかしたら別棟もできるかもしれませんが、それはあとにしてとりあえずこちらでレイアウト作業は終了です。これから素材集めをして外装、内装に取り掛かるとしましょう。
 
 外観がなんとなく見えてきたところで、モチーフの話。この邸宅は一応、中世ヨーロッパ貴族のお屋敷風ということで作成しています。なのでamazonでこんな本を購入して研究したり(もちろんこのゲームのためだけに買っています)、
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持っていた別のゲームでフランス革命(だったけか?)のときの街並みを視察したりして
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レイアウトを作成しました。

 母屋?の正面部分はさきほどの本にも載っていたイギリスのマウント・スチュアートに影響を受けています。
 しかし難しいのは外観と中身の関連性です。間取りと外見がセットになっている資料がなくて大変でした。だから自分で一から考えるわけですが、例えばこういう部屋が欲しいと思って作っていくと外見が豆腐(四角い部屋の集合)になります。逆にこんな外見がいいなと思って作業していくと使えない奇妙な形の部屋ができます。今回その中身(機能性)と外観の整合性をとる作業が本当に大変でした。まあそうやって使い勝手を想像して作るのが楽しいんですけど。
 そしてこの作業でたくさん頭の中でイメージしたので本当のお屋敷はどうなっているのか、いつかは海外のいろんなところに行って確かめてみたいものです。
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世界はブロックでできている~マイクラ日誌~

マイクラ1

 唐突にminecraft(マインクラフト)というゲームで大きい家を作ろうというお話です。
ゲームは一人でこそこそやる派ですが、ゲーム中の穴堀りと土削りばかりの単調作業に飽きてきて、プレイ風景をネットに公開することで視点を変えてゲームするマンネリ防止の一環です。こんな文章書いてる暇があったら遊びたい、というのが通例ですが、まあ、たまにだったらいいかもねという感じですか。

 マインクラフトはもとはPCゲームで今はいろんなプラットフォームからでていますが、わたしがやっているのはPS4版。最初に買ったのはPSVITA版で、しかも他の関係ないソフトのついででした。2,500円くらいで手頃だったことが購入の理由でしたが、メインのソフトをやる前にマインクラフトに没頭してしまい、2日後にはもっと大きい画面で大きい家を作りたいとなり1,000円くらい(VITA版をもってたので割り引かれた)でPS4版を購入。現在は日夜ブロック世界に入り浸っているという状況です。
 このゲームは内容自体はとても単純で、ブロックでできた世界で何してもいいよというものです。各種ブロックを壊して並び替えたり別のものを作ったりすることができます。手作りのかまどで木炭を、切り出した原木で木の棒を、それらを組み合わせて松明を作るといったことができるわけです。モンスターに何回も倒されながらも自分の家を作り、初めてそこに明かりが灯ったときはとても感動しました(念願のマイホームって感じ?)。
 余談ですが、これから始める人がいたらぜひ最初はチュートリアルも攻略サイトも何も見ずに始めてほしいと思います。自分の発想が試されるゲームだからです。上達を実感するにはゲーム初期の無能感が欠かせません。
 (根気があれば)まさしく何でもできるゲームですが、しかしながら言い換えると、何でも自分で作り上げなければなりません。悪いやつをやっつけろとか、秘宝を探せとか、あの村に行けなどといった指示はまったくありません。ゲーム内で誰かに期待されたい人には面白くないソフトでしょう。例えばレゴで設計書を見ずに一日中遊べるとか、プラモデルよりもそれの台座(シーナリ)に力を入れてしまうような人向けと言えます(わかりにくいか?)。

 さて、ゲームの紹介はここまでにして、さっそく大きい家を作るという話です。最初は誰もが豆腐ハウスでした(一番上の画像の四角い豆腐みたい家)。次に誰もが欲がでてすごい家を建ててやろうとなります。何の目的もないこのゲームにおいてわたしは一つの目標を立てました。「すごい豪邸を建ててゲームの終わりとしよう」と。このソフトはまず自分で最終地点を決めないと始まりません。終わりがないので。
 そうと決まったらまず何をするか。「どんな家を建てるかというイメージを浮かべる」わけですが、それはいつでもできるわけで、やはり最初に書くべきことは何と言っても「整地」でしょう。そう土削りです。もちろん斜面地に家を建てても構わないのですが、平場こそ土木工事の基本なのです。そして整地作業こそがマインクラフトというゲームの大部分を占めていると言っても過言ではありません。
つまりはこんな感じの山林地帯を
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木のブロックを切り倒し、土を掘り返し、岩肌をツルハシで削っていくわけでです。ひとブロックひとブロック。
 なんとつまらないゲームだと思った方は聡明です。そうです。非常につまらない。しかしながら、良いようにとらえるとこのような単調作業があるからこそ、家のイメージを考えるという創造的なことに頭を使えるわけです。自由すぎるのもダメなのです。発想に行き詰ったら土を掘る。イメージが浮かんだら家を作る。このサイクルが物事には必要なのです。このゲームはそういったバランスがうまくできていると思います。最初にも書きましたがここでは夜になるとモンスターが出現します。穴掘り作業や建築作業は一旦中止にして、襲われないようにどこかでやり過ごさなければなりません。一つのことに集中できない。だから飽きがこない。自由の中にも不自由さが残されているわけです(一応ずっと作業ができるモードもあるみたいですが、わたしの場合それをしたらすぐに飽きて二度とこのゲームはやらなくなるでしょう)。
 さて、整地はそこそこにして、整地と同時進行で行う、家を作る際に必要な2つめのこと、イメージ作業の話です。方眼紙などに1ブロックずつかっちりとした設計図を作れば整地作業や家の素材集めなど無駄なく効率的に行えるでしょう。工程表も作れるかもしれません。しかし正確な設計をしてしまうと実際の作業中に必ず飽きます。なぜなら頭の中で完全な立体をイメージできてしまえば出力する必要がないからです。後戻りができない現実の仕事なら設計した段階でほぼ完成してなければいけないのですが、ここはゲーム。やり直しも思いのまま、ということなので設計はうすぼんやりと。あとは作りながら考えていきましょう。この過程が楽しいのです。
でもさすがにイメージが何もないと苦労するので簡単なデザイン画をおこしました。
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こんな程度。
そしてゲーム世界で実際にブロックを並べてみながら建物を考えていきます。
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こんな感じ。中央の四角い枠が仮組みの様子。外郭や部屋割りを考えていきます。仮組みは壊すのが簡単な土ブロックで行っているので最終的にはすべて違うブロックに置き換わります。左手前には整地してない山の残りの部分が見えます(まだまだたくさんありますね)。
そして
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徐々に作り上げている感じが伝わるでしょうか。何度も言いますがこれが楽しいのです(うっとり)。当初デザイン画では2階建てでしたが、この時点で3階建てに変更されました。隣接する別館も建設予定です。作りたい部屋も8から20に増えました。
中から見るとはこんな感じです。
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これが3階の天井部分から奥のメイン階段を見ているところです。

150305mine09.jpg
これがサルーン(広間)になります。
今日はここまでです。さてさて竣工はいつになるでしょうか。わたしが生きている間には完成させたいですね。
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